かつて男どもが妄想と快楽の世界に浸れる伝説の書籍があった。
「東京いい店やれる店」
意中の女性とムーディな雰囲気のお店でおいしいごはんを食べてからお洒落なバーに行って、手をつなぎ見つめ合って…
大人のセクシーなデート。
口説きたい女性とのお食事は、いつだって和紙に筆を卸す瞬間のような真剣勝負。
喜んでくれるかな。
楽しんでもらえるかな。
もっと好きになってもらえるかな。
やれるかな。
東京であれば素敵なお店が幾多とあり、ネットで検索すれば情報がゴロゴロと出てくる。プーケットではどうだろうか？
「プーケットいい店やれる店」
プーケットの市街地やビーチで遊び回って、少しばかり火照った身体で薄暗いムーディな店内へ入る。
カクテルやビールを嗜みながら、絶景オーシャンビューに酔いしれる場所。
プーケットの高級レストランとして絶対的な地位を確立している「Baan Rim Pa（バーンリムパ）」は、やれる雰囲気を食べるお店だ。
目次
Baan Rim Pa（バーンリムパ）
BARのように薄暗い店内。それでいながら海沿いで全面オーシャンビュー。オープンエアーで心地よい風が肌を撫でていきます。
バーン・リム・パは
「プーケット グルメ」
と検索すれば高確率でヒットし、On The Rock同様、雑誌にも取り上げられる有名店。
食べられるのはタイ王宮料理です。
Tripadviserのような口コミサイトを事前に調べると
「おいしい」
「値段は高い」
という評価が至る所に書き込まれていて、特においしいという書き込み件数はとても多いです。
500TBHもあればお腹いっぱいになれるナイトマーケットでローカルグルメを味わうのも楽しいけれど、その正反対であるかのような「タイ王宮料理」を食べるのも楽しいに違いありません。
極と極。
どちらも楽しむのが現地を味見するということ。
エロい。その一言で全てが伝わるお店
エントランスをくぐると目の前にライトアップされているのが、調理師の技術が光る果物や野菜への包丁細工。
この曲線がエロい。
いや、そんなことはない。
この技術力を見てほしい。
さすが王宮料理人。
ごはんは激ウマ…ではない
忘れてはいけないのが、ここは雰囲気を食べるお店。
テーブルにはロマンティックなロウソクの炎が灯されます。
炎の揺れは1/fゆらぎ。
エロい。
エロいって言いたいだけ。（福山雅治気分で）
入店してすぐ、女性店員さんが来てくれました。
「日本人ですか？」
日本語を話せる店員さんがいるのでホッと一安心。
せっかくタイ王宮料理を食べることができますし、お店の雰囲気に飲み込まれたこともあり、気になった料理をホイホイと注文。
鳥肉の竹の葉巻き
まず注目したいのが添えられている野菜たち。野菜細工の技術が光ります。
こういうところが王宮料理感を演出してくれます。
竹の葉で鶏肉が包み込まれています。
葉を解く時はゆっくりと、ソフトに。
あなたの繊細な指使いで女性をドキッとさせちゃいましょう。
あまり鳥臭さもなく腹ごなしにちょうどよい感じです。
このあとの展開を期待してタンパク質でエナジーチャージしたいならコレ一択。
グリーンカレー
注文してびっくり。
ライスがついてないじゃありませんか。
でも絶対に動揺した姿を見せてはいけません。
あぁ、知ってたよくらいに堂々としましょう。
お味はクセが少なく程よい辛さ。
グリーンカレーが苦手な人でも食べれるかも？
おいしさは、ほどほどな感じなのですが…
妖精さんが魔法をかけたかのように、食べれば食べるほどに美味しさが加速して、次第にハマっていく…
ここで一言。
ライスください！
カレーを頼む時は最初からライスを頼んでおくのが正解です。
カニの辛いやつ
勝負師の目をしてます、このカニ。
やるか、やられるか。
食べると翌日お腹を下しそうなくらい辛いんです。
そしてスパイシー。でもうまいんです。
辛さが勝つか、うまさが勝つか。
人間は欲望に弱いもので、明日お腹大丈夫かなぁという不安を脳裏によぎらせながらも、完食。
うまさって罪ですね。
時価プライスのロブスター
値段はメニューに載っていません。
時価でも躊躇すること無く、さらりとオーダーするのがカッコイイに違いない。
OK~!This one, Please!
実際は注文時に値段を教えてくれるので安心です。
9000円くらい。
これも味よりか見た目を味わう料理でした。
ビッグサイズのロブスターがテーブルに運ばれてきた時に
「わぁ、すごいね！」
って女性がきっと喜んでくれます。
気分は最高潮。
ここまできたら、最後は締めの一品を注文すれば完璧です。
バーンリムパの名物です。
名物パッタイ
インスタ映えしそうで、しなそう。
なんとも言えない表情してるでしょう？
味を楽しむよりも見た目をアレコレ言い合うための料理です。
「なんか変なの来たね」って笑いながらリラックスムードに持っていきましょう。
パッタイとはお米の麺の焼きそばのような食べ物。ちょっと甘めな味付けです。
パッタイを薄焼き卵で優しく包み込み、”生”もやしがわらわらと乗せられています。
右下の虫みたいに見えるのは揚げたエビです。その隣はナッツ。
最後の料理なので男らしく目玉（ライムみたいなの）をガシッと掴み取り、じゅわっと麺全体に絞りかけてからお皿に取り分けてあげましょう。
「ふぅ、お腹いっぱい過ぎて眠くなっちゃった」
そう言ってもらえたらもうわかりますね？
ミッションコンプリートです。
Baan Rim Pa（バーンリムパ）情報
行き方
2箇所あります。
タクシーで行く場合はどちらなのかしっかりと伝えて下さいね。
Baan Rim Pa Kalim
住所：249/4 Prabaramee Road, Tambon Patong, Kathu, Chang Wat Phuket 83150 タイ
カリムビーチから歩いていける距離にあります。
こちらが新店舗で、今回訪れたのはこちら。
Baan Rim Pa Patong
住所：223 Phrabarami Rd, Tambon Patong, Amphoe Kathu, Chang Wat Phuket 83150 タイ
こちらはパトンビーチ沿いにあります。
ネットで検索してヒットしやすいのはこちらの店舗。
ちなみにパトンビーチを北上していくとカリムビーチがあります。
予約できるの？
予約できます。
なんと親切にも日本語表示のサイトがあるのでこちらからどうぞ。
http://www.baanrimpa.com/jp/thai-restaurant/
景色を楽しみたければランチや夕暮れ時がおすすめ
ディナータイムだと外は暗いので絶景感をあまり味わえません。
絶景ごはん派の方は明るい時間帯に行くと楽しめますよ。
金額
プーケットグルメとしては高級。ハラペコで行くと一人1~2万円です。
クレジットカードは使える？
使えます。
トイレの衛生状況は？
きれいです。高級ホテルのような雰囲気。
Kalim店の男性トイレはエントランスの外にあるので、店員さんに確認した方がいいでしょう。
女性がいない場合は
ごはんを食べたらバングラ通りへ行ってみると・・・ほにゃららほにゃららかもしれませんよ。
まとめ
プーケットの人気高級店に行ってみたいのであれば、一度は行っておくべきお店。
口コミ評価が高かったので期待しすぎたのがいけなかったのか。
単純にお口に合わなかったのか。
やはり雰囲気を食べるお店です。
海外という非日常で開放的に遊んでから、ムーディーな雰囲気のお店に行けば、誰でもいい気分になれます。
プレごはんを食べてから訪れて、1、2品頼んでお酒を楽しむのがいいですね。
とてもムーディですから。